2022.05.17
統計学で、「じゃんけん」に勝つ方法
少し前に、東大生は最初に「統計学」を学ぶという話をしました。
「統計学」は、DXにはもちろん、仕事やビジネスにものすごく役に立つ内容がたくさんあります。
統計学を知っておけばビジネスや仕事で成果を上げたり、得をすることが多くなります。
反対に、統計学を知らないで生きていると実は、統計学を学んでいる人に知らず知らずのうちに
いいところを持っていかれてしまうなんてこともあるのです。
例えば、「じゃんけん」
あの、グー・チョキ・パーのじゃんけんですが。
あのシンプルな勝負でも「統計学」の知識があれば、実は勝率を大幅に上げる戦術が分かります。
ふつう、じゃんけんでグーとチョキとパーの出る確率は
3分の1、33.3%なので、どれを出そうが、それは基本的には時の運。
相手の癖とかがわかっていれば、勝率もあげられるかもしれませんが、
基本的には、相手が何を出すかは3つに1つと考えます。
でも、そのジャンケンを、”まじめに”統計的にしらべた方が
いたのです。
CHUBIが提携する大学、桜美林大学の吉沢光雄教授という方で
「じゃんけん」について1万件以上のデータをとって調べたのです。
その結果、グー・チョキ・パーの出る確率は、
グーが35%
チョキが33%
パーが32%
とバラツキがあったのです。
なぜ、グーが一番多かったのかは、諸説あるのですが、
話はここで終わりません。
じゃんけんは、同じ手を出した時、
つまり「あいこ」になった時、もう一回次の手を出しあいます。
この時、
”続けて前に出したのと同じ手を出す確率”が
なんと22%という結果が出たのです。
つまり、もし「あいこ」になった場合、
つぎに相手が同じ手を出す確率は22%、
それ以外の手を出す確率は78%ということです。
この知識を応用すると、じゃんけんで勝つ確率を大幅にあげることが
できるのです。
例えば、最初に、グーとグーであいこになった場合、
次に相手がグーで出す確率は22%、
チョキかパーを出す確率は78%となります。
であれば、グーであいこになったあと、
チョキを出せば、負ける確率は22%、勝つかあいこになる確率は78%です。
そして、もしその手があいこになった時(この場合だと相手もチョキを出した時)、
その次の手はその手(チョキ)に負ける手(パー)を出せば、
また、「負けない」確率が78%となります。
つまり、1回あいこになってしまえば78%の確率で「勝ち」か「あいこ」
それを繰り返していけばいいということになります。
結論的に、ジャンケンの必勝法をまとめると、
グー⇒チョキ⇒パー⇒グー⇒チョキ・・・・
というように、
最初は一番あいこになる確率が高く・負ける確率が低い
グーを出して、その後は、その出した手に負ける手を出すことが
勝率を大幅にアップさせる方法になるのです。
相手がもしこの統計的な情報や作戦を知らない場合、
あなたは、33%から大幅に勝つ確率の高い勝負を持ち込めるということです。
このように、統計的な思考やアプローチを身につけると
なんとなく直感や運任せで勝負していたことの勝率を上げることができるのです。
それをビジネスや仕事のやり方に応用するのが統計学のビジネス活用なのです。
そして、そんな統計学を、分かりやすく教えるのがCHUBIの授業です。
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